パニック障害になりやすい人の特徴とは?性格・体質・育ち・過去の経験まで【医師監修・チェックリスト付き】

パニック障害になりやすい人のタイプや傾向を伝えるアイキャッチ画像。真面目・HSP・抱え込み型などを想起させる構成

パニック障害は、ある日突然、理由もなく強烈な不安に襲われる病気です。

動悸息苦しさめまいなどの身体症状と強い恐怖感が組み合わさった「パニック発作」が特徴的な症状で、その経験が「また起きるのでは」という予期不安につながります。

実はこの病気、発症しやすい性格傾向や体質過去の経験が深く関係していることがわかっています。

「なぜ自分が?」と悩むあなたのために、本記事では医師監修のもと、パニック障害になりやすい人の具体的な特徴を徹底解説します。

チェックリストであなたの傾向を把握し、早期発見と適切な対処法を知ることで、不安を和らげ、安心した生活を取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。

日本では約100人に1-2人が経験し、特に20-30代女性の発症率は男性の2-3倍に上りますが、パニック障害は年齢や性別に関係なく誰にでも起こりうる病気です。

目次

そもそもパニック障害ってどんな病気?

この章のポイント

🟦突然あらわれるパニック発作の特徴とは?
🟦診断基準(DSM-5)での定義
🟦自律神経やセロトニンとの関係性

突然の動悸・息苦しさ・強い不安…それが「パニック発作」です

パニック障害の中心的な症状は、「パニック発作」と呼ばれる突然の激しい不安発作です。

まるで命の危険にさらされたかのような強烈な恐怖に襲われ、以下のような身体反応が同時に現れます。

心臓がバクバクと激しく脈打つ(動悸)🫀

・息がうまく吸えない、過呼吸になる

・胸の圧迫感や痛み、めまい、吐き気

・手足のしびれ、冷や汗、体の震え

・「このまま死ぬのでは」と感じる強い恐怖

多くの場合、発作は10分〜30分ほどで自然におさまりますが、その間の苦しさは非常に深刻です。救急車を呼ぶほどの不安を感じる方も少なくありません。

こうした体験のあと、「また起きたらどうしよう」と不安を感じ続ける“予期不安”が始まり、生活に大きな支障が出てくることがあります。

DSM-5におけるパニック障害の定義と診断基準

精神医学の国際的な診断マニュアルDSM-5では、パニック障害を次のように定義しています:

予測不能かつ繰り返されるパニック発作を特徴とし、発作の再発やその結果への過剰な心配が1カ月以上続く状態

ただ、このままだと少し難しく感じられるかもしれません。

診断のポイントをわかりやすくまとめると、以下のようになります。

パニック障害の診断基準(DSM-5よりわかりやすく要約)

・ 突然あらわれる強い不安や恐怖(パニック発作)が、少なくとも1回以上ある

・その後の1か月以上、次のいずれか(または両方)が続いている
  ・「また発作が起きたらどうしよう」「気を失うのでは」といった強い不安や心配が続く
  ・
発作を避けるために、行動が変わる(例:外出を控える、人混みを避ける など)

・ 発作は、特定の場面やきっかけがなく、突然あらわれることが多い(予測不能

なお、正確な診断には専門医による問診と、他の病気(心臓・甲状腺など)の除外が必要です。

気になる症状があっても、ひとりで決めつけず、まずは相談してみてください。

パニック障害と自律神経・セロトニンの関係

パニック障害の背景には、「脳と自律神経のバランスの乱れ」が関わっていると考えられています。

とくに重要なのが、「セロトニン」という脳内の神経伝達物質です。

セロトニンは、心の安定やストレス耐性に関わっており、セロトニンが不足・低下すると不安感や恐怖のコントロールが難しくなります。

また、自律神経系(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れることで、身体的な症状(動悸・過呼吸など)が強く出るようになります。

パニック障害の治療では、こうした脳内のメカニズムに働きかけるために、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」が処方されることが多いのはこのためです。

パニック障害は「気のせい」ではなく、脳内の生化学的な変化が関わる「身体的な病気」でもあるのです。

パニック障害になりやすい人 3つの性格特徴

3つの性格特徴

パニック障害には、発症しやすい“性格傾向”があることが知られています。

この章のポイント

🟦真面目・完璧主義な人がなぜリスクが高いのか
🟦感受性の高さとHSP傾向との関係
🟦抱え込みやすい性格の影響
🟦「性格が弱い」と誤解されやすいが本質ではないという真実


特に、「真面目で責任感が強い」「感受性が高い」「人に頼れず一人で抱えがち」などの特徴は、多くの患者さんに共通しています。

しかし、それらは決して「性格が弱い」からではなく、むしろ繊細で頑張り屋な人ほど陥りやすい構造があります。

この章では、そうした性格・体質とパニック障害の関係を詳しく見ていきましょう。

真面目・完璧主義・責任感が強い人

真面目さ完璧主義強い責任感は、パニック障害の発症リスクを高める性格傾向の一つです

こうした方は、仕事や家庭で「ちゃんとしなければ」「人に迷惑をかけてはいけない」と自分にプレッシャーをかけがちです。

無意識のうちに無理を続け、限界を越えて初めて不調が現れるケースも少なくありません。

責任感が強いこと自体は美徳ですが、「休んではいけない」「弱音を吐いてはいけない」と思い込むことで、心身が限界に達してしまいます。

その結果、自律神経が過敏に反応し、パニック発作へつながることがあります。

感受性が高くHSP傾向がある人

感受性が高く、環境や人の気持ちに敏感な「HSP(Highly Sensitive Person)」の傾向をもつ人も、パニック障害になりやすいと言われています。

HSPの人は、周囲のちょっとした変化にも気づきやすく、相手の感情に強く影響されることがあります。

その結果、日常生活でのストレス刺激が人より多くなり、心が常に緊張状態に置かれてしまうのです。

また、「音がうるさすぎる」「人混みが苦手」といった感覚過敏も、脳を過剰に疲弊させ、パニック症状のきっかけになることがあります。

これは「弱さ」ではなく、「情報処理のしやすさ」と「過敏さ」のバランスが崩れている状態といえます。

不安を人に言えず、ひとりで抱え込みやすい人

「つらいことがあっても、誰にも言えない」「相談したくても、迷惑をかける気がして黙ってしまう」

このように、悩みやストレスを一人で抱え込みやすい人は、心の中に不安を蓄積しやすくなります。

特に、幼少期から「我慢が当たり前」「感情表現をしてはいけない」と育ってきた人は、感情を外に出すことが苦手な傾向があります。

こうした“内にこもる癖”は、脳の緊張状態を持続させ、やがてパニック発作の引き金になります。

実際、来院して「今まで誰にも話せなかったこと」をようやく言葉にできたとき、涙を流す方も少なくありません。

話せる相手の存在は、症状の予防にも大きな力になります。

パニック障害は「性格の弱さ」ではありません

パニック障害になる人は、「弱い性格だと思われるのでは」と悩みがちです。ですが、それはまったくの誤解です。

実際に医療の現場で出会う多くの方は、むしろ「責任感が強く、人に迷惑をかけまいとする優しい人たち」です。

その優しさゆえに、自分を後回しにし続けてしまい、心身が限界を迎えてしまうのです。

決して性格だけで説明できるものではないことを、覚えておいてください。

なりやすさには「育ち」「過去の経験」も関係しています

この章のポイント

🟦幼少期の親子関係とパニック障害のつながり
🟦いじめやトラウマなど過去の心の傷が影響する理由
🟦「自分が悪い」と感じてしまう人への支援的メッセージ

パニック障害は、単なる性格の問題ではありません。

ときには、過去の経験や育ちが発症に深く関わっていることがあります。

幼少期の親との関係性トラウマ体験過去のメンタル不調などは、脳や自律神経の反応パターンに影響を与えます。

この章では、そうした「こころの土台」となる背景について解説し、自分を責めてしまう方へのヒントもお伝えします。

幼少期の親子関係(過保護・支配・見捨てられ不安)

子ども時代の親との関係は、その後の不安への耐性に大きな影響を与えます。

特に、以下のような育ち方は、パニック障害の背景としてよく見られるものです。

・常に親が先回りして何でもやってくれる(過保護
・厳しいしつけやコントロールが強い(支配的
・「置いていかれるのでは」という強い不安(見捨てられ不安

こうした家庭で育つと、自己肯定感が育ちにくくなり、「自分の力で対処できない」という無力感を抱きやすくなります。

その結果、小さな不安にも脳や体が過敏に反応し、パニック発作が起こりやすくなります。

もちろん、すべての人がそうなるわけではありませんが、心のベースとなる「安心感の土台」が形成されづらい環境は、将来の発症リスクを高める要因になります。

いじめ・トラウマ・過去のメンタル不調との関連

いじめ、事故、病気、家族関係の問題、災害などのトラウマ体験は、脳に「危険の記憶」を深く刻み込みます。

その結果、安全な環境にいても、体が「また何か起きるかもしれない」と過剰に警戒し、パニック発作のような症状を引き起こすことがあります。

また、過去にうつ病適応障害を経験した方が、その後にパニック障害になるケースも珍しくありません。

これは、心が傷つきやすい状態が続いていることや、脳内の神経伝達物質のバランス変化が関係していると考えられています。

このように、過去の心の傷や整理しきれていない感情が、今の不安症状に影響を与えているケースもあります。

過去の体験を無理に忘れようとするのではなく、「これまでよく頑張った」と自分の歩みを認めてあげることが、回復への大切な一歩になります。

「なぜ自分が?」と悩むあなたへ:自責のループから抜け出すヒント

パニック障害になった方の多くが、「なぜ自分が?」「こんな弱い自分が情けない」と自分を責めてしまいます。

しかし、ここまでで見てきたように、発症の背景には性格・育ち・経験・脳のはたらきなど、さまざまな要因が絡み合っています。

それは決して「あなたが悪いから」ではありません。

人は、自分でも気づかないうちに無理を重ねたり、過去の不安を抱え込んだりしているものです。そしてある日、こころと身体が「もう限界」とSOSを出す形で、パニック発作が表れることがあります。

この章の最後に伝えたいのは、パニック障害は「弱さ」ではなく、あなたの感受性の高さや真面目さ、そしてこれまでの環境や背景が影響しているということです。

今までよく頑張ってきたご自身を、少しだけ労わってみてください。

チェックリストでわかる、あなたの“なりやすさ”傾向

この章のポイント

🟦自分の傾向に気づける簡単なチェックリスト

🟦周囲にどう伝える?家族やパートナーへのヒント

🟦当てはまっても大丈夫。早めの気づきが回復の第一歩

「パニック障害になりやすい人の特徴」に当てはまるかどうか、簡単なチェックで傾向を知ることができます。

大切なのは、「気づくこと」が不安のコントロールにつながるということです。また、ご本人だけでなく、家族やパートナーが理解を深めることも予防と支えにつながります。

この章では、自己チェックリストとともに、周囲の人と共有するためのヒントもお伝えします。

パニック障害になりやすい傾向を示すチェックリスト項目を、人物イラストとともに比較した図解

セルフチェック:当てはまる項目はいくつ?

以下の項目に、あなたはいくつ当てはまりますか?

頼まれると断れず、つい無理をしてしまう

不安や悩みを人に言えず、一人で抱えがち

ちょっとした予定変更でも強く不安を感じる

子どもの頃、親に厳しく育てられたと感じている

つらくても「大丈夫」とやり過ごすことが多い

このうち3つ以上当てはまる方は、心と体が疲れているサインかもしれません。

当てはまっても落ち込まず、「自分の傾向に気づくきっかけ」としてご活用ください。

家族やパートナーに伝えたい「理解のヒント」

パニック障害は、外からは理解されにくく、本人が孤立感を抱きやすい病気です。

そのため、家族やパートナーのちょっとした言葉が、意図せずプレッシャーになってしまうこともあります。

まず大切なのは、「何かしてあげよう」と頑張りすぎるのではなく、ただそばにいてくれる安心感を伝えることです。

一緒に情報を調べたり、通院に付き添ったりするだけでも、本人にとって大きな支えになります。

詳しい声かけの例や避けたい言葉は、以下の記事で紹介しています。

当てはまっても大丈夫。気づけた今がチャンスです

チェックリストで「こんなに当てはまってしまった…」と落ち込む必要はありません。リストは診断ではなく、心の傾向に気づくための「入り口」です。

不安があるのに我慢を続けてしまう方は少なくありません。

ですが、パニック障害は「早く気づき、早く対処する」ことで改善しやすい病気でもあります。

そのため、小さな不調でも気軽に相談できる場所を知っておくことが、結果として病気の予防になります。

「今つらい」と感じているご自身に、優しく目を向けてみてください。それが、回復への土台を築く第一歩になります。

パニック障害の治療の選択肢(薬・カウンセリング・生活調整)

パニック障害は「心の弱さ」ではなく、脳や自律神経のバランスが乱れることで起こる病気です。

治療には、薬物療法カウンセリング生活習慣の見直しという3つの柱があります。

個人差はありますが、これらを組み合わせた多面的なアプローチが、より高い効果につながります。

以下、具体的な3つの治療内容について説明していきます。

薬物療法(主にSSRI・ベンゾジアゼピン系

薬物療法では、脳内のセロトニンの働きを整えることで、不安や予期不安をやわらげます。

主に使われるのは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)ベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。

SSRIは比較的安全性が高く、長期的な安定に効果があるとされています。

発作が強い場合には、SSRIに加えて、短期間だけ抗不安薬を併用することもあります。

薬の種類や量は医師が丁寧に調整するため、自己判断での中止や減薬は避けましょう

カウンセリング(認知行動療法を含む)

専門の心理士との対話を通して、不安の背景や思考のクセを整理します。認知行動療法に限らず、その方に合った、完全オリジナルのアプローチが可能です。

カウンセリングを継続することで、予期不安や回避行動を少しずつ減らしていけます。

生活習慣の見直しとストレス管理

十分な睡眠・栄養・適度な運動は、自律神経と脳のバランスを整える基本です。

特にスマホカフェイン過労など、日常に潜む「隠れストレス源」を減らす意識が重要です。

小さな工夫でも、積み重ねることで治療効果を支える大きな力になります。

パニック障害に関する「よくある質問」に医師が回答。

パニック障害に関する質問に、優しい表情の医師が答える様子をQ&A形式で表現したイラスト図解

ここでは、実際に多くの方から寄せられる質問にお答えします。

パニック障害にまつわる誤解や不安を解消し、正しい理解につなげることが目的です。

この章のポイント

🟦 パニック障害になりやすい性格の共通点
🟦 一番多い訴えや典型的な症状とは
🟦 軽度でも受診すべき?
🟦 パニック障害と栄養の関係
🟦 安心できる声かけや言葉

ご自身や大切な人の症状に不安がある方は、ぜひ参考になさってください。

性格傾向との関係について

パニック障害になりやすい性格ってどんな特徴があるの?

パニック障害になりやすいのは、真面目完璧主義責任感が強い気配り上手な人です。

これらは一般的には長所ですが、無理を重ねて心身に負荷がたまりになることがあります。

必ず発症するわけではありませんが、不安を抱えやすい思考パターンとして認識し、早めのセルフケアや受診を心がけましょう。

よくある症状と、その特徴について

パニック障害の人が一番多く訴える症状は?

代表的な症状は、「動悸」「息苦しさ」「強い不安感」です

発作の最中には、「このまま死ぬのでは」「気が狂ってしまいそう」と感じる方もいます。

特徴的なのは、こうした症状が特にきっかけもなく、突然あらわれる点です。

一度この発作を体験すると、「また起きるかも」という予期不安が生まれ、この再発への恐怖が日常生活に大きな制限をもたらします。

※発作の症状(息苦しさ・動悸・めまいなど)は実際に命に関わるものではありません。この発作で死ぬことはない」と思い出しましょう。

受診の目安とタイミング

軽度のパニック症状でも病院に行くべき?

はい。「軽いかな?」と思った段階での受診がとても重要です。

発作の頻度が少ないうちは、薬を使わずに、生活調整やカウンセリングで改善できる可能性があります。

反対に、「まだ我慢できる」と放置すると、症状が慢性化し、日常生活に支障が出ることも。

気になることがあれば、小さな不安でも早めに医師に相談するのがおすすめです。

パニック障害と栄養

パニック障害で不足しやすい栄養素はある?

あります。

パニック障害では以下のような栄養素が不足しているケースが見られます。

ビタミンB群:神経の働きに関わり、ストレスによって消耗しやすくなります
 (レバー、豚肉、魚介類、納豆、卵など)

マグネシウム:神経の興奮を抑える働きがあります
 (海藻類、ナッツ類、豆類、未精製の穀物など)

鉄分:貧血だけでなく、セロトニンの合成にも関与します
 (レバー、アサリ、カツオ、卵黄、ほうれん草など)

たんぱく質:神経伝達物質の材料になる重要な栄養素です
 (肉、魚、卵、豆、乳製品など)

ただし、栄養だけで改善するわけではありません。

治療とあわせて、バランスのとれた食事を意識することが、心と身体の安定に役立ちます。

安心できる声かけについて

パニック障害の人が安心できる言葉があれば教えてほしい

パニック障害の方には「正論」よりも安心を伝える言葉が大切です。

たとえば、ここにいるよ」「無理に頑張らなくていいよといった声かけは、気持ちを落ち着ける助けになります。

一方で、「気にしすぎ」などの言葉は避けた方がよいでしょう。

詳しい内容は「パニック障害の人に言ってはいけない言葉とは?安心できる接し方と声かけを精神科が解説【完全版】」をご覧ください。

まとめ|「なりやすい人」の理解が、安心への第一歩です

「気づくことが、あなたを守る第一歩。」というメッセージを中心にした、パニック障害のまとめ用アイキャッチ画像

この章のポイント

🟦 パニック障害になりやすい人に共通する傾向と認識
🟦 最後にお伝えしたいこと

パニック障害になりやすい人の特徴と、押さえておきたいポイント5つ

真面目完璧主義HSP傾向など、共通の性格傾向が見られます

幼少期の親子関係過去のトラウマが発症リスクに関与する場合があります

自分の“なりやすさ傾向”に気づくことで、予防と回復のきっかけになります

・パニック障害は「性格の弱さ」ではなく、脳や神経の働きが関わる医学的な病気です

・軽い症状でも、早期の受診生活改善で回復が十分に見込めます

大丈夫。「自分を知ること」から回復は始まります

パニック障害は、誰にでも起こりうる“こころとからだの反応”です。自分の傾向を知ることは、「落ち度を探すこと」ではなく、自分を守るための大切な第一歩です。

パニック障害は、早期の受診と生活改善で回復が十分に見込める病気です。「もしかして…」と感じた今こそ、セルフケアや相談を始めるタイミングかもしれません。

この記事が、その一歩を後押しできれば幸いです。

参考文献
厚生労働科学研究成果データベース
MSDマニュアルプロフェッショナル版
パニック症の治療ガイドライン(日本不安症学会 / 日本神経精神薬理学会)
パニック障害発症年齢と人格特性の関連性についての検討(小西喜昭・谷井久志)

【免責事項】
本記事は医療機関による情報提供を目的としており、個別の診断・治療を代行するものではありません。
ご自身の症状については、必ず医師・医療機関にご相談ください。

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