コロナとうつ病の発症関係は?女性の方が増加傾向って本当?

コロナとうつ病の発症関係は?女性の方が増加傾向って本当?
新型コロナウイルスによって、私たちのライフスタイルは大きく変化しました。
緊急事態宣言によるレジャー施設、イベントや催し物などを含む飲食店などの自粛や縮小。在宅勤務、テレワーク、時短勤務、時差出勤などの仕事に対する取り組み方も変化しました。
行動制限の中「おうち時間」の過ごし方を考える機会が増えましたね。
そんな環境変化が、ひしひしと私たちの健康にも影響が出ていることをご存知ですか?
- なんだか最近やる気がしない。
- 集中力が続かず、ミスばかりしてしまう。
- 夜眠れなくなった。
- 不安感をずっと抱えている。
- 将来について考えることが辛い。
このようなことが当てはまる方は、メンタルヘルスに不調が現れている証拠です。
近年「コロナうつ」という言葉がメディアで扱われるようになりました。
コロナウイルスに感染した後の後遺症とも考えられていた不調ですが、感染していない方でもこのような不調を抱えている人が増えています。
厚生労働省が公開している統計データによると、コロナ禍で女性の自殺者が増加しているという結果も出ています。新型コロナウイルスによる心の健康問題は、私たちのすぐ身近に感じられるものとなりました。
この記事では「新型コロナウイルスとうつ病の関係、女性の方がうつ病の増加傾向にある理由」について、考えていきます。
コロナとうつ病って関係あるの?

新型コロナウイルスにより、生活が一変した方が多いでしょう。
働き方であったり、緊急事態宣言やまん延防止対策のため、飲食業界や接客業は特に集客における大きな問題を抱えるようになりました。
- 働くことができない。
- お客さんが来ないため売上が減ってしまった。
- 解雇されてしまった。
そんな理由から「生活するために必要なお金が足りない」「明日の食事さえも困っている」深刻な状況が続いた方も多いと思います。
終息の兆しが見えなかったコロナ禍。
経済的不安から毎日悩み、今まで経験したことがなかった生活への焦りや眠れぬ日々を過ごした方もいると思います。
上手くいかない日々に、ストレスを抱えながら過ごした方もいるでしょう。
明るい兆しが見えず、将来を悲観的に考えるしかなかった方もいると思います。
これまでの人生の中で経験したことがないストレス環境に適応できず、心身に不調が現われた方も多いでしょう。
うつ病を発症する原因には、ストレスと大きな関係があると言われています。
環境変化は大きなストレス要因となりますし、今までの生活リズムがガラリと変わってしまえば、自然に動いていた体内時計が狂ってしまいます。
体内のリズムが崩れてしまうことにより、睡眠の質が下がり、不眠へと繋がってしまうことも…。不眠が続くと、うつ病を発症するリスクが高まりますし、さらに不眠はうつ病を悪化させてしまうのです。不眠により脳の機能が正常に働かないことが原因だと言われています。
コロナ禍における環境の変化が、うつ病と大きく関わっているのです。
コロナ禍で女性のうつ病が増加?
コロナ禍において、女性のうつ病が増加傾向にあります。
厚生労働省によると、二十代~三十代の若い世代では、女性の自殺者も増加傾向にあるという結果が出ています。
なぜ女性のうつ病患者が増えているのでしょうか?
それは、女性の方が男性よりも家事や育児、介護に費やす時間が多く、その負担がコロナ禍で増えたことが原因だと言われています。
コロナ禍において、幼稚園や学校の閉鎖、介護施設の制限などがあり、女性の家庭内での役割負担が増えました。加えて、今まで会社に出勤していた男性(夫)が、在宅ワークへシフトチェンジし、自宅に居る時間が増えた方も。今まで仕事で家に居なかった夫。夫が長時間家に居るとプレッシャーを感じる女性(妻)も多く、夫への昼食に気を遣ったり、家の中で仕事をしている夫への配慮(物音を立てない、子どもを騒がせない)、そんな環境が、心への負担が増えた理由とも言われています。
一方で、行動制限により外出する機会が減りました。
両親や友人へ辛い気持ちを吐き出す機会が減り、安心できる人たちと会えない、会話ができない時間が増え、知らずのうちに孤独へと追いやられてしまった女性もいます。
コロナ禍での先が見えない不安、さらにこのような心身の負担がうつ病の発症へと繋がるのだと言われています。
うつ病の症状から、死にたい気持ち(自殺念慮)を抱いてしまう方も。
自分は「大丈夫」と思っていたことが、予想よりも心身にダメージを与えていることもあるのです。
コロナ禍での上手な過ごし方、うつ病予防と治療方法について

コロナ禍でのうつ病予防のポイントについて紹介します。
「おうち時間のオススメや充実」といった内容の記事をウェブ上でもよく見かけると思います。
確かに充実した「おうち時間」は大切ですが、人間の構造上、外に出て「太陽の光」を浴びることがオススメです。
ベランダに出て、しばらく外の空気を吸ったり朝日を浴びるだけでも効果があります。太陽の光を浴びることにより、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されます。
このセロトニンには、心のバランスを整えてくれる作用があるのです。日光浴は、この幸せホルモンの分泌を促してくれる効果があります。
現在は自粛機会が減り、過度な行動制限を受けることも少なくなりました。
「外に出ていないかも?」と感じる方は、日光を浴びる習慣をつけましょう。
心が疲弊していると、ジョギングやウォーキング、外出することすら億劫に感じてしまいますよね。気持ちが乗らなかったり「そんなことしても無駄じゃないか」とマイナスに考えてしまいがち。頑張らなくて良いんです。少しだけでもお日様にあたり、深呼吸をしてみませんか?なんとなく気持ちが楽になるかもしれませんよ。
うつ病の予防には自分の感情に気づくことも大切。
「しんどいな」と感じたら、無理をせず、気持ちを吐き出してみましょう。話すことによって、心がスッキリすることもあります。
頑張りすぎないこともうつ病予防です。時にはゆっくり休養することも必要ですよ。
もし心の不調を感じたら、早めに心療内科や精神科などの専門機関の受診をお勧めします。
ツライ、キツイ、しんどい…。心の不調は我慢しなくて良いんです。早期に受診し治療することで、本来の自分らしい生活を取り戻すことができます。